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ロッドエンドベアリング


当社ではミネベアミツミ株式会社のロッドエンドベアリングを取り扱っております。
ロッドエンドベアリングは、形状や潤滑型により以下のように分類されます。

形状によるロッドエンドの分類



	スフェリカルベアリング (Spherical Bearing)		ロッドエンドベアリング (Rod End Bearing)
	人体に例えると、関節にあたる部品です。		人体に例えると、関節とそれを支える骨にあたる部品です。

	航空機の翼の開閉部分、エンジンと翼の結合部分、ハッチ（ドア）の開閉部分などに使用されます。また、ヘリコプターや列車、自動車にも数多く使用されています。

軸受けによるロッドエンドの分類


メタルタイプスフェリカル		定期的に潤滑剤の補充を必要とします。　これにより減少した潤滑剤を補い、劣化した潤滑剤やその中に含まれる金属酸化物等を流出させるためです。このタイプのスフェリカルは主として静的な荷重がかかる場合の使用に適します。例えば航空機の脚の軸受けのように着陸時に大きな荷重のかかる際には静止し作動時には低荷重であるような場所に有効です。

テフロンタイプスフェリカル		レース内径面にテフロンライナーを接着してあり、ボール球面とテフロンライナー面ですべり運動します。テフロンライナーは自己潤滑性を持つためグリース等の潤滑剤は不要です。油をきらうところや潤滑剤を補いにくいところに向いています。潤滑機構を必要としないのでメンテナンスコストが低減できます。このタイプは低速揺動下での使用にも適しており、振動荷重下でも良好な性能を発揮します。したがって、メタルタイプでは摩擦が大きすぎたり、焼き付きや疲れ破損を起こしやすい部分にこのタイプを使うのが理想的です。

２ピースロッドエンド		ボディとボールから構成され、ボディを塑性加工してボールを組み込んでいます。一般に荷重性能は３ピース・４ピースロッドエンドに比べ劣ります。従って比較的高い荷重性能を要求される用途には向きませんが、構造が簡単でコストを低く製造することができます。無潤滑で使用でき、ステンレス鋼を用いているため耐食性にも優れており、一般用途に幅広く利用できます。

３ピースロッドエンド		ロッドエンドのボディの中にスフェリカルを組み込んで構成されています。材料として主にクロムモリブデン鋼等を用いているため、硬度・強度ともに優れています。スフェリカルのレース材料は用途に合わせて選定できるため、性能要求の厳しい場所に適しています。

４ピースロッドエンド		インサートタイプとも呼ばれ、２個のインサートをボディ頭部両端から圧入した構造になっております。スフェリカルベアリングを必要としないので低コストです。ボディ材料に炭素鋼を用いているため強度は比較的高く、インサートは銅合金を用いているため焼き付きにくいという特長があります。

シールドタイプスフェリカル		スフェリカル両端面の面取部にシールドをはめ込み、シールリテーナーで固定した構造になっており、使用中のゴミ・砂塵その他の汚染物質が侵入するのを防止して寿命を向上させることを目的としたものです。
シールドタイプスフェリカル			航空機用として開発・実用化されたものですが、その耐久性を生かし、建設機械や車両分野にも採用されるようになってきております。

ミネベアミツミ株式会社滑り軸受標準型番分類（●印については詳細ページがあります）
スフェリカルベアリング	テフロンタイプ	SBT MBT-V MBWT-V MBYT-V	MBT　● MBWT　● MBYT　●
スフェリカルベアリング	メタルタイプ	MBG-CR MBW-CR MBY-CR SBH	MBG-VCR MBW-VCR MBY-VCR SBWH SBW
２ピースロッドエンドベアリング	テフロンタイプ	RBT-E　●	RBT　●
２ピースロッドエンドベアリング	メタルタイプ	----	----
３ピースロッドエンドベアリング	テフロンタイプ	HRT-E　● HRHT-E	HRT　● HRHT
３ピースロッドエンドベアリング	メタルタイプ	HR-E HRH-E	HR HRT
４ピースロッドエンドベアリング	メタルタイプ	PR-E　●	PR　●

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